2026年、75周年を迎える年に
新年おめでとうございます。
2026年は私たちにとって記念の年であると同時に、大変忙しい一年となります。大きな行事は、5月31日(日)の75周年記念法要と祝賀会です。それに先立ち、5月24日(日)には過去に亡くなられた洗心の先生やメンバーの方々に感謝する、先亡者追悼法要をお勤めし、その後、緊那羅雅楽、舞楽、太鼓などによる記念パフォーマンスを予定しています。
75周年のほかにも、大きな行事が続きます。6月13日(土)には南部教区仏徒大会が洗心で行われます。また、8月下旬には洗心のジュニアYBAがホストで南部教区大会、10月にはサンディエゴにて全米仏教婦人会連盟大会が開催され、洗心の婦人会も参加、協力いたします。さらに加えると、4月5日(日)には西別院にて仏教連合会の花まつりが行われ、洗心が当番を務めます。またトライテンプルセミナーのホストも洗心の当番になっています。
これらの特別行事に加え、年中行事として、定例法要、4月28日のテリヤキチキン・セール、夏の西心道場、6月27日の初盆、盆踊り, 12月12日の餅つきなども引き続き行われます。ほぼ毎月一つか二つの行事が予定されており、かなり忙しい一年となるでしょう。けれども、それはお寺が生き生きとしている証拠で、何も行われないよりは、よいことだと思いましょう。
これらすべての行事を円滑に進めるためには、調和と協力が欠かせません。私たちはそれぞれ異なる性格や考え方を持っており、意見の違いが生じることもあるでしょう。しかし、お寺に集う私たちは、エゴを少なくして生きる道を学んでいます。多くの個人的・社会的な対立は、自分の考えへの執着から生まれます。自分を一歩引いて共に働くとき、「和合衆」と訳される、ハーモニーのあるサンガになっていくのです。
この特別な年に、仏教を深く護持された聖徳太子(6世紀)のお言葉を思い起こしましょう。太子は「十七条憲法」において、仏・法・僧を敬うことで平和な社会が築かれると説かれました。第十条では、互いを理解し、怒りを慎むことの大切さを説き、人はそれぞれ異なる心の傾きを持ち、誰一人として絶対的に賢い者も、愚かな者もいないと諭されています。
「心の怒りを断ち、感情の怒りを捨てなさい。他人の考えや立場が自分と違っていても、腹を立ててはなりません。人は誰でも心を持ち、その心にはそれぞれの執着があります。他人が正しいと思っていることを自分は間違っていると思い、逆に自分が正しいと思っていることを、他人は間違っていると思うこともあります。
しかし、私たちは決して完全に賢い存在ではありませんし、相手も決して愚かな存在ではありません。私たちは皆、同じように迷いを抱えた凡夫なのです。」
とのことを言われ、「そういった凡夫は独りよがりにならず、他人の意見も尊重して協力していきなさい」と勧められています。この聖徳太子の考えは、親鸞聖人が説かれた「凡夫」観と深く響き合います。私たちは皆、我執に根ざした煩悩を抱えた凡夫であり、自分の見方はどうしても自己中心的なので、「ものごとの善悪も、 正しいことやよこしまなことの区別もつかないこの身である。(正像末和讃)」と言われます。
親鸞聖人は、み教えを聞き、本願の精神を学んでいくと、自らの深い凡夫性に目覚めていくとお示しくださっています。そしてそのことに気づくと、なるべく執着しないようにしよう、と思うようになり、自分の心にも他人の心にも平和と調和がもたらされるのです。
2026年は、共に力を合わせるご縁に満ちた一年です。阿弥陀さまの光を仰ぎ、自分のエゴを反省しながら、ハーモニーのあるまことのサンガになるよう、協力していきましょう。
